製造過程

お茶ができるまで

茶摘み

毎年、4月中旬~5月ごろからお茶の生産が始まります。 お茶の葉は、手で摘んだり、茶刈り機で摘み取られ、工場へ運びます。

製造過程1 茶摘み

蒸す

お茶の生葉は、緑色を保ったり、青臭さを取るために高熱の蒸気で蒸します。
蒸す時間は、普通煎茶で20~60秒、深蒸し煎茶で60~180秒です。

製造過程2 蒸す

粗揉(そじゅう)

熱風中で茶葉をかくはん、圧迫して、均一に乾燥する工程です。
製茶工程で最も体積が減少します。

製造過程3 粗揉(そじゅう)

揉捻(じゅうねん)

お茶を作る工程で、唯一加熱しない工程です。
茶葉に加重しながら円運動し、茶葉全体の水分を均一に揉みます。

製造過程4 揉捻(じゅうねん)

中揉(ちゅうじゅう)

茶葉を軽く揉みながら熱風で乾燥を進めます。
茶葉をよりながら細くする工程。

製造過程5 中揉(ちゅうじゅう)

精揉(せいじゅう)

加熱した揉盤上で茶葉を徐々に乾燥し、煎茶独特の形に整形する工程です。
この工程でお茶の形が出来上がります。

製造過程6 精揉(せいじゅう)

乾燥

精揉工程で13%ぐらいになった水分を5%ぐらいまで乾燥させる工程です。
これによってお茶は貯蔵しやすくなります。こうして出来上がったお茶を「荒茶」と言います。

製造過程7 乾燥

仕上げ

荒茶は形がさまざまな上、大小さまざまな状態で混じり合っているので、ふるい分けたりして選別し、仕上がった茶を計量して茶箱や袋に詰める。

製造過程8 仕上げ